子供にスマホは後悔する?持たせるデメリットを紹介

当ページのリンクには広告が含まれています。
子供にスマホは後悔する?持たせるデメリットを紹介

子供にスマホを持たせると後悔するのでしょうか。

近年、小学校でも一人一台タブレット端末が支給され、授業や宿題でもインターネットを利用する機会が増えてきました。

そのため、自分専用のスマホを持つ子供も多くなってきましたよね。

内閣府が発表した「令和4年度 ⻘少年のインターネット利用環境実態調査」では満10歳から17歳の青少年5,000人を対象に調査したところ、インターネット利用率が98.5%、スマートフォンの保有率が73.4%という結果になりました。

中学生に関しては78.1%、10人の内7人の子供がスマートフォンを保有しています。

参考:令和4年度 ⻘少年のインターネット利用環境実態調査

しかし親としては、

  • 勉強が疎かになってしまうのでは
  • 犯罪に巻き込まれたらどうしよう
  • ネットいじめにあってしまうのではないか

などなど、スマホ依存症、SNSトラブル、いじめなど悪い方向へ考えてしまいがちです。

はな

ですが、子供にスマホを持たせることによって良いこともあるんですよ。

学習能力のアップやすぐ子供と連絡が取れるなど、スマホを持たせることは悪いことばかりではありません。

今回は子供にスマホを持たせると後悔する理由やメリット、デメリットについて紹介します。

目次

子供にスマホを持たせると後悔する理由

子供にスマホを持たせると後悔する理由についてまとめました。

  • 視力の低下
  • 勉強時間が削られる
  • 家族の会話が減った
  • 寝不足になった
  • 友達とのトラブル

具体的にどういうことなのか、1つずつ解説していきますね。

視力の低下

昨今、若者の視力低下が急増し問題になっています。

文部科学省が発表した「令和3年度学校保健統計調査」で、裸眼視力が1.0未満の割合が小学生で36.87%、中学生で60.66%という結果で毎年少しずつ増加傾向にあります。

参考:令和3年度学校保健統計調査

この背景には、スマートフォンの保有率やタブレット端末、携帯ゲーム機の過剰使用が関係している可能性が高いと言われているんです。

勉強時間が削られる

SNSやスマホゲームは簡単に始めることができ、自分で切り上げない限り終わりがありません。

大人でもSNSに没頭して、気づいたら時間が経っていたという経験はありませんか?

子供も同様、没頭し過ぎて宿題や勉強時間がなくなってしまうケースがあります。

使用前にある程度時間を決めて使わせるのがおすすめです。

家族の会話が減った

リビングでもスマホ、食事中でもスマホなど、スマホばかりで家族とのコミュニケーションが減っているご家庭もあります。

また日常の会話が減ることによって、対話でのコミュニケーション能力が低下していきます。

はな

スマホに没頭しないためにも、使用しない時間を作ったり、家庭内でスマホルールを作ったりしましょう。

また家族間のコミュニケーション低下は子供だけに原因がある訳ではありません。

スマホばかりで会話がない家族は親もスマホばかり使用している傾向にあります。

子供は親を真似るので、子供がスマホから離れない場合は自分の行動を見直すことも大切です。

寝不足になった

寝る前までスマホやタブレット端末を使用して、気づいたら遅い時間になっているお子さんもいます。

10時過ぎにベッドに入っていても、そこからスマホを使用し2時間、3時間。ベッドに入った時間が早くても、寝るまでが長いのでは意味がありません。

寝不足が続くと、太りやすくなったり記憶力が低下したり情緒不安定になったりする場合もあります。

ただ、部屋が別だと睡眠不足なのか判断しくいですよね。

ですので、朝起きた時、眠気が強そうだったり、休日に長く睡眠をとっていたりする場合は、平日の睡眠が足りていない可能性がありますので注意して観察しましょう。

友達とのトラブル

SNSでのやり取りは文章になりニュアンスが難しかったりします。

はな

悪気なく送った文が、相手にとっては不快に思う文になる場合もあるんです。

相手の顔や声がないので表情を読み取ることができません。

そこから友達との関係がギクシャクし、トラブルになる可能性もあります。

子供にスマホを持たせるデメリット

では、子供にスマホを持たせるデメリットは何があるのでしょうか?

  • スマホ依存症
  • 事件、犯罪に巻き込まれる
  • 有害サイトへのアクセス
  • アプリやサービスなどへの無断課金

1つずつ解説していきますね。

スマホゲーム依存症

ゲームで適度に遊ぶのは良いのですが、度が過ぎると長時間ゲームに没頭したり、親が気づかないうちに課金をしたりする場合もあります。

ゲーム依存症はアルコール依存症、ギャンブル依存症と同様、精神疾患ですので治療が必要となります。

やり過ぎが原因で死亡事故も海外で起きているので注意が必要です。

事件、犯罪に巻き込まれる

SNSやオンラインゲームを通して、知らない相手との交流が生まれる可能性があります。

離れている人と交流がとれるのは便利ですが、なかには悪用する人もいるので注意が必要です。

近年ではSNSで見知らぬ相手と出会い、小学生が連れ去られる事件もありました。

SNSに潜む危険性を改めて考えなくてはいけませんね。

有害サイトへのアクセス

スマホがあれば様々なことが調べられますが、一方で有害なサイトにアクセスしてしまう可能性もあります。

インターネット上には「アダルトサイト」「違法サイト」「ドラッグ」など子供に好ましくない情報も溢れています。

ですので、子供にスマホを渡す際は、スマホの検索を制限する設定を行い、有害サイトへのアクセスをしないように防ぎましょう。

アプリやサービスなどへの無断課金

多くのゲームアプリは無料で楽しめますが一部のコンテンツは有料だったりします。

はな

プレイ中に意味も分からずボタンを押してしまい課金してしまったケースもあるようです。

クレジットカードの登録をしていなければ支払うことはありませんが、親のカードをこっそり取ってクレジットカード番号を入力する問題もおきています。

子どもにとってお金を払うという感覚ではなく、カードの番号を入力すれば使えるという感覚で使用してしまうそうです。

ですので、無断課金、高額請求を避けるためにも、親がしっかりとカードの管理をしましょう。

子供にスマホを持たせるメリット

子供にスマホを持たせるとデメリットもありますが、実はメリットもいくつかあるんですよ。

  • ITリテラシーを学べる
  • 勉強がはかどる
  • 子供の居場所が分かる
  • 調べる力が身に付く

具体的にどういうことなのか、詳しく紹介していきますね。

ITリテラシーを学べる

「ITリテラシー」とは情報通信技術を使うときに必要とされる、情報の取り扱いに関する理解や操作能力のことです。

はな

スマホを使うことで、インターネット上の情報を正しく理解し、活用する能力が身に付いていきます。

今はSNSなどを通して、誰でも簡単に情報の発信ができるようになりました。

しかしそのなかには間違った情報も溢れています。

なので、どの情報が真実なのか見極めることが重要になってくるんですね。

また発信する側も情報発信に注意しなくてはいけないので、どの情報なら発信しても大丈夫なのか自己判断もできるようになるというメリットがあります。

勉強がはかどる

スマホは簡単に操作できるので、生活の一部として勉強にも活用することができます。

ネットを活用すれば分からないことがあってもすぐ調べられますし、ネット上には動画や音声もあるので理解が深まりやすいですし記録も取りやすいです。

はな

また、オンラインで繋がることで、離れた友達と一緒に勉強することもできます。

一人ではなかなか勉強を始めにくい子も、友達と一緒に勉強すれば相乗効果で勉強もはかどるかもしれませんね。

子供の居場所が分かる

スマホに位置情報が共有できるアプリを入れておけば、子供が外出して居場所が分からないときでも保護者のスマホで大まかな居場所が把握できます。

子供が遅くまで部活に励んでいたり、塾や習い事で帰りが遅くなったりすると心配になってしまいますが、どこにいるかすぐ分かるので安心にもつながります。

「スマホを持たせるのはまだ早い」と思っている方も、GPS端末であれば小学校低学年の子にも安心して持たせることができますよ。

詳しくはこちらの記事もぜひご覧くださいね。

>>>スマホは小学生には早い?子供に持たせるデメリットや悪影響は?

調べる力が身に付く

スマホは手元で簡単に情報収集ができます

疑問や調べたいことがあったらすぐに調べることができるので、子供の情報収集する力が身に付き、多くの知識を得ることができます。

子供にスマホを持たせるときのルール

スマホは気軽にコミュニケーションが取れたり簡単に情報収集できたりするメリットもありますが、個人情報が洩れる危険性や有害サイトへのアクセスなどのリスクもあります。

そのため、子供にスマホを持たせるときは「スマホでして良いこと」「してはいけないこと」などをしっかりと話し合いましょう。

  • 1日の利用時間を決める
  • スマホの利用や充電はリビングのみ

などなど、共通のルールを作っておくと、子供を危険から守ることができます。

またフィルターリングサービスなど、子供に有害サイトへのアクセスをブロックしたり、課金を防止したりできるアプリを活用するのもおすすめです。

まとめ:子供にスマホは後悔する?持たせるデメリットを紹介

インターネットの普及により学校の授業にもタブレット端末などが使われるようになり、これまでより更にスマホが身近になりました。

その一方で長時間の使用による視力低下や、簡単に幅広い人とコミュニケーションが取れることによる事件や犯罪に巻き込まれる可能性も増えてきました。

しかしデメリットだけではなく、子供の居場所がすぐ分かったり、気になったことをすぐに調べて勉強にも活用することができたりと、使用するメリットもたくさんあります。

はな

子供にスマホを渡す際には「スマホでして良いこと」「してはいけないこと」などルールをしっかりと決めた上で渡すようにしましょう。

スマホやタブレット端末は多くの人とコミュニケーションが取れたり、様々な情報を得られたりとても便利なツールです。

これからの私たちの生活にはなくてはならない存在なので、うまく付き合っていきたいですね。

目次